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# ファネル分析

ファネル分析は1プロセス内の各ステップの転換と離脱を観察するためによく使用されます。ビジネスの観点からは順次トリガーするイベントをユーザーがファネルステップとして構成し、ステップ間の転換率を見て最適化の方向性を見つけることができます。

ファネル分析は、こんな時に使えます:

  • 当日の新規ユーザー数が減少していますが、ダウンロードから登録までの流れに異常はありませんか?
  • 初心者プロセスに様々なステップがあり、リテンション率を高めるためにどのステップを最適化すべきですか?
  • 異なるワールドのメインステージクリア状況はどうですか?

# ファネル転換の計算ロジックについて

ファネルステップを設定する前に、ファネルを完了するとはどういう意味かを理解する必要があります。

まず、分析主体を選択する必要があります。モデルは選択した分析主体から一貫し、途中で他のイベントがトリガーされるか否かに関係なく、同じ分析主体がファネルの各ステップを順番に完了するか否かを計算します。

例えば、ファネルのステップがA->B->C->Dであるとします。

  1. 行動シーケンスはA->B->C->Dであり、これはファネル全体の完了と見なされます
  2. 行動シーケンスはA->B->E->C->Dであり、これはファネル全体の完了と見なされます
  3. 行動シーケンスはA->B->Dであり、ステップ3で離脱したと見なされます。イベントCが完了していないため、イベントDもファネルから除外されます

選択した期間中のユーザーが目標到達プロセスのステップを満たす複数の行動シーケンスがある場合、最も多くのステップを完了した行動シーケンスが計算に使用されます。これらの行動シーケンスが目標到達プロセス全体の転換を完了したか、同じステップで離脱した場合、時間順序で最初の行動で計算に使用されます。

# ファネルステップのクイック構成

新規ユーザーの転換プロセスを分析する際に、インストール、登録、ログイン、初心者ガイドなど、順次トリガーされるイベントをファネルのステップとして設定します。複数のオプションがあり途中で分岐するフローの場合、仮想イベントを使って複数イベントを1つのイベントにまとめることもできます。

最大30個までステップ追加が可能で、弊社へリクエストいただければ上限を調整することもできます。

ファネルのステップが設定できましたら、分析期間(最大180日、最小1分)を設定する必要があります。ユーザーがステップ1をトリガーしたタイミングから、指定期間内で後続のステップイベントもトリガーしているかをTEが計算します。

より正確な転換ファネルを取得するために、「関連プロパティ」を使用することもできます。この際、ユーザーは各ステップのイベントを指定された順序で完了する必要があるだけでなく、これらのプロパティ値もイベントと完全一致している必要があります。プロパティ値がnullを持つイベントはカウントされません。

例えば:ユーザーの「商品露出>クリック>購入」ファネルをカウントしたい場合、関連プロパティとして商品IDを指定して、上記の行動が同じ商品で確実に発生するようにすることができます。

フィルターによるデータの絞り込みグループによる比較分析も可能です。なお、使用するグループがイベントプロパティやタグの動的マッチングの場合、「計算に使用する行動シーケンス」のステップ1のグループが、シーケンス全体の分析対象のグループ基準として使用されます。

# 全体転換もしくは傾向を確認

ファネル分析では、転換・離脱を表示する2つの異なる視点が対応されており、分析のニーズに応じて選択できます。

  • 転換グラフ

期間内で全体的の転換・離脱を表示する場合は、転換グラフを選択できます。各列はグループ値の各ステップごとにトリガーした分析主体の数を表します。

グラフ上の異なるグループ値のデータを比較しやすくするために、転換グラフには最大4つのグループ値を設定できます。ビジネスシーンに従ってグループ値を選択するか、転換テーブルですべてのグループ値の詳細データを確認できます。

  • 折れ線グラフ

期間内の日別の転換・離脱を確認したい場合は、折れ線グラフを選択できます。このグラフでは各線が特定の日付におけるグループ化された値の転換・離脱率のトレンドを表しています。

デフォルトの設定で折れ線グラフはす全ステップの転換・離脱率を示します (ステップ 1 -> 最後のステップ、および分析対象はシーケンス全体を通過した)。

# 権限説明

ルートアカウント 管理者 アナリスト メンバー
ファネル分析モデル

権限説明:

◎ 付与されている

○ デフォルトで設定されているが、除外可能

△ デフォルトで設定されていないが、付与可能

× 付与されていない