# 分布分析
分布分析は選択した分析主体のイベント完了数、日数、またはイベントプロパティに従って集計し、異なる期間に分割され、各期間のユーザー数と割合を分析できます。
分布分析では、こんな時に使用します。
- 先月のログイン日数ごとのユーザーの割合は?
- ゲームリリース以来10万円以上の累積課金額を超えたユーザーは何人いる?
- 特定のゲーム内通貨の取得と消費は健全であるかどうか?
# 分析主体と参加イベントを設定
選択した分析主体をもとに集計し、各イベントへの参加状況を集計します。回数、日数、時間数、または特定のイベントプロパティに基づく計算方法から統計できます。
例えば、ユーザーが先週ログインした日数に基づいて統計を作成し、それらを様々な区間で分割することを選択できます。先週4日以上ログインしたユーザーは非常にアクティブなユーザーであり、これらのユーザーの数と割合を集計できます。なお、統計範囲に含まれる前提は選択したイベントがトリガーしたことであり、ユーザーが過去1週間ログインしていない場合は、データに含まれません。
例:各ユーザーのダイヤモンド所持状況を分析し、仮想通貨の取得量と消費量がバランスとれているか等を判断したい場合、次の式を使って算出できます。
▼計算式
獲得したダイヤモンド量 - ダイヤモンドの消費量
ダイヤモンドの所持状況に応じて区分けし、比率を確認できます。
一定区間のユーザーをさらに分析し続けたい場合は、「同時表示」を有効にできます。分布分析は異なる区間の分割に基づき、区間内ユーザーのイベントデータを加味し「同時表示指数」を計算します (ユーザー イベント分析指標)
例えば、ログイン日数でユーザーを低・中・高に分け、一人当たりの平均課金額を指標として同時に表示することで、アクティブ区間が異なるユーザーの課金額を素早く比較することができます。
他のモデルと同様にフィルター機能でデータの絞り込みや、グループで比較分析も可能です。
# 分布をグラフで表示
分布分析ではデフォルトで詳細データがテーブル形式で表示されます。ユーザー数と割合、および区間ごとのデータと同時表示指標データを表示できます。また、結果として出た数値をクリックするとユーザー明細リストが確認できるのと結果コホートとして保存もできます。詳細なデータ統計を確認するには該当のセル上にオンマウスしてください。
各区間の人数を表示する場合は、次のグラフの種類を選択できます。
- 数値分布
数値分布は日付によって変化する各区間の人数の傾向を示しています。
- パーセンテージ分布
パーセンテージ分布は日付によって変化する各区間の人数の割合の傾向を示しています。
- ヒストグラム
選択した時間粒度が「合計」の場合、時間範囲の各区間の分析主体数をヒストグラムで表示できます。
「同時表示指標のみを表示」する場合は、次のグラフタイプから選択できます。
- 折れ線グラフ
折れ線グラフは各区間の分析本体を示し、日付とともに変化する指標の傾向を示します。
「グループ」を使用する場合、テーブルを除いて他のチャートタイプは1つのグループ値のデータのみを表示できます。グループを追加した場合は「グループ」をクリックして切り替えることができます。デフォルトの表示は、全体のデータです (グループなし) 。
# 権限説明
ルートアカウント | 管理者 | アナリスト | メンバー | |
---|---|---|---|---|
分布分析モデル | ◎ | ◎ | ○ | △ |
権限説明:
◎ 付与されている
○ デフォルトで設定されているが、除外可能
△ デフォルトで設定されていないが、付与可能
○ 付与されていない