# リテンション分析の可視化設定
リテンション定義の構成に加え、「可視化設定」を調整して分析のニーズにより適したデータ表示を取得することもできます。
# 特定期間のみ表示
30日間の継続を分析する場合、デフォルトでは翌日から30日までのデータ結果が表示されます。ただし、翌日、3日、7日、30日などの重要な日付にさらに注意を払う場合は、表示設定で「特定期間のみを表示」にチェックを入れ、選択されていない日付のデータをフィルター処理することができます。
この時点でテーブルには特定日付の列のみが表示されます。また特定日付の新規ユーザーのデータを「日時継続」ですばやく比較することもできます。
# 「表示粒度」調整
実際では、毎日のリテンションデータの変動は非常に小さい場合があります。通常、問題がある週を特定してから具体的な日付にドリルダウンします。この時、日ごとにリテンションを分析し、「週ごと」の表示粒度を調整することができます。また、異なる週/月間で翌日リテンション率や3日間リテンション率などの指標を簡単に比較するために集計表示することもできます。
分析指標が異なれば、次のように、集計して表示する際の計算ロジックも異なります。
分析指標 | 計算ロジック |
---|---|
開始イベント人数 | 各日付のデータの単純合計 |
継続人数 | 単純合計 |
継続率 | 加重平均、つまり継続人数の単純合計/開始イベント人数の単純合計 |
離脱人数 | 単純合計 |
離脱率 | 加重平均、つまり離脱人数の単純合計/開始イベント人数の単純合計 |
開始日付指標 | 数式でなければ計算ロジックは単純合計 数式なら計算ロジックは加重平均 |
同時表示指標 | 同上 |
まとめ表示は、現在選択されている時間範囲のみに基づいており、開始イベント日に従って異なる週/月に分割されており、不完全な週または月がある場合があることに注意してください。
例えば、1月1日から1月7日までの分析期間を選択した場合、1月1日は水曜日です。週ごとに集計すると、期間は2つの「週」に分割されます。
- 12月30日の週:1月1日から1月5日までのデータを含む
- 1月6日の週:1月6日から1月7日までのデータを含む