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# プロジェクト理解

事前準備が完了したら、プロジェクトを理解し分析要件を整理する必要があります。まず、どのようなデータをインポートすること決定します。次に、随時確認する指標と分析するイベントを整理します。これらを実行するために、TAの理解と使用に重要なEvent & Userモデルを紹介します。

# 1、Event&Userモデルの紹介

Eventは、ユーザーが商品をカートに入れたり、ビデオを閲覧したりするなど、ユーザーの1つまたは一連の意味のある行動を表しています。Eventには主に2つの情報が含まれています。1つ目はその行動がどのように発生したか、主に行動の名前(What)、行動を発生させたユーザー(Who)、いつ発生したか(When)を説明する情報が含まれています。2つ目はその行動のプロパティです。例えば、ビデオを閲覧したビデオ名、有料イベントの支払い金額など、これらのプロパティは分析の主な対象として、慎重に検討する必要がある内容です。詳細は、ユーザープロパティとイベントプロパティでプロパティ設定を提案します。

Userは、ユーザーのID、登録時間、累計課金額など、ユーザーごとの最新のステータスと固定プロパティを説明するために使用されます。その中で最も重要なのは、ユーザーを識別するIDです。TEがユーザーをどのように識別するかを知りたい場合は、ユーザー識別ルールをご参照ください。Userのプロパティを利用すると、ユーザーの行動分析をしたい場合に、ユーザーをすばやく識別することができます。たとえば、有料ユーザーの活動状況を分析したい場合に、「累計課金額」というユーザープロパティの値が0より大きいユーザーを識別し分析することができます。

# 2、要件定義と整理

事前準備が完了したら、要件定義と整理に着手します。プロセスになじみがない場合は、次の手順に従って要件を整理してください。

# 2.1 基礎的な分析指標を明確化:

まず基礎的な分析指標から始めることをお勧めします。例えば、登録、ログイン、支払いなどの行動に特別な分析要件がない場合は、提供されたインタフェースでデータをアップロードすることをお勧めします。特別な分析要件がある場合、これらの指標の取得方法を優先的に決定することをお勧めします。

# 2.2 イベントの特定:

基礎指標を決定した後、アプリケーションの中の各システム、機能の重要度および分析点を考慮して、分析が必要なルールとその分析点をイベントの形に変えることをお勧めします。

分析要件をイベント形式に変換する方法について疑問がある場合、次の提案をご参照ください。

  • 重要な行動に関しては、1つの行動を1つのイベントに設定し、分析ポイントに基づいてプロパティを設定することをお勧めします。
  • 重要でない行動に関しては、例えば参加回数、参加人数の行動を分析するだけの場合、複数の行動を1つのイベントに設定し、プロパティによって具体的な行動を識別することができます。例えば、イベントをサブイベントに設定し、プロパティのイベントタイプで追跡する行動はどれかを説明します。
  • 有料購入行動のワンクリック購入など、特定の重要な行動に注目したい場合は、この行動を1つのイベントとして追跡することができます。

すべてのイベントの名前、説明、重要度、分析ポイントを含むドキュメントでイベントを整理(Excelフォームなど)することをお勧めします。こちらのドキュメントを使って、プロパティ設定時と埋め込みポイント時に技術スタッフに連絡することに役に立ちます。

# 2.3 アカウントシステムの特定:

TAはユーザーを識別するには、アカウントIDとゲストIDの2つのIDが必要です。アカウントIDをデータベースのIDにすることをお勧めします。ゲストIDを設定したい場合は、イベントをアップロードする前にゲストIDを設定してください。

iOSとAndroidのような異なるデータリソースのアカウントIDは同じ体系を使用する必要があります。クライアントSDKとバックグラウンドアップロード両方でデータをアップロードする場合は、アカウントIDの体系が一致していることを確認してください。