# ユーザープロパティとイベントプロパティ
プロジェクト理解が完了したら、追跡すべきのイベントを特定します。次に、これらのイベントとユーザープロパティを設定することになります。イベントプロパティとユーザープロパティの設定は分析の深さに直接に影響するため、どのように設定するかは慎重に検討する必要があります。このページでは、ユーザープロパティとイベントプロパティを設定するポイントを簡単に紹介します。
# 1、イベントプロパティとユーザープロパティの概要
一般的に、イベントはユーザーが意味のある行動をした時にアップロードされるため、イベントプロパティはそのイベントに関連するプロパティのほか、その行動をしたときのユーザーの状態を反映することができます。
一方、ユーザープロパティはユーザーの最新の状態を示します。例えば、会員レベルを示すフィールドは、イベントプロパティでは、ユーザーがその行動をしたときの会員レベルを表し、ユーザープロパティでは、ユーザーの現在の会員レベルを表します。
また、TAのクライアントSDKは、イベントプロパティとユーザープロパティを自動的に収集します。これらのプロパティを知りたい場合は、プリセットプロパティをご参照ください。
# 2、パブリックイベントプロパティの理解
パブリックイベントプロパティはイベントごとに適用されるプロパティで、重要なプロパティまたはよく利用するプロパティをイベントのアップロードする前にパブリックイベントプロパティに設定することをお勧めします。会員レベル、チャネルをパブリックイベントプロパティに設定することをお勧めします。
# 3、イベントプロパティの設定
イベントプロパティはイベントごとに独自のプロパティで、イベントをアップロードする前に手動で設定する必要があります。イベントプロパティの設定方法については、プロジェクトの理解段階で整理したイベント一覧を使用し、分析要件と埋め込みポイントのトリガー条件に基づいて設定する必要があります。技術スタッフでイベントプロパティの設定方法を知りたい場合は、データインポートガイドをご参照ください。
イベントプロパティの名前は、アルファベットの大文字と小文字、及び下線のみで識別することをお勧めします。名前は意味がある方が望ましく、ひらがなやカタカナで命名しないでください。異なるイベント名で意味が同じプロパティが存在する場合、例えば、注文を提出する際の購入商品IDやショッピングカートに追加する際の商品IDは、同じプロパティ名に設定することをお勧めし、プロパティのマージすることをお勧めします。
TAがサポートするプロパティ値のタイプには、ストリング型、数値型、ブール型と時間があり、値には日本語、アルファベット大文字、アルファベット小文字、数字、ブール値を利用することができます。利用上の便利のために、具体的な意味を理解する必要があるプロパティ値については、直接に文字列を値としてください。例えば、商品名は文字列で入力してください。
プロパティを設定したら、プロパティ名、プロパティタイプ、その他備考を整理したイベントドキュメントに追加してください。この時、イベントドキュメントには、各イベントの名前、説明、重要度、分析点、プロパティ名、プロパティタイプ、その他備考があります。
# 4、ユーザープロパティの設定
ユーザープロパティはユーザーの変更しないプロパティと最新の状態を表しています。次の3つのプロパティをユーザープロパティに設定することをお勧めします。
- 固定プロパティ:固定プロパティは、ユーザーが変更しないプロパティを表し、これらのプロパティは登録時の情報や初めてのある行動が発生した時の情報です。例えば登録時間、流入チャネル、性別、ユーザー名、初回課金時間などです。このようなプロパティに対して、ポイントを埋め込みの時に
user_setOnce
を呼び出し、プロパティ名の前に"first"を付けることをお勧めします。 - 最新状態:最新状態は、ユーザーの現在の状態を表し、多くの場合はユーザーが最後にある行動が発生した時の情報です。例えば最後の起動時間、最後の課金時間などを表します。このようなプロパティは、ポイントを埋めこみの時に
user_set
を呼び出し、プロパティ名の前に"latest"を付けることをお勧めします。 - 積算値:積算値は実質的に最新状態の1つの特殊な形式で、積算値のデータ型は数値型で、主にある重要な行動が発生した回数や数値型の最新状態を表します。例えば累計課金回数、累計課金額、累計ログイン回数などです。ポイントを埋め込みの時に
user_add
を呼び出し、呼び出すたびに元の数値に積算操作を行います。
ユーザープロパティを設定したら、これらのプロパティを整理したイベントドキュメントに追加してください。