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# データ収集プランの作成

# ユーザー識別体系の確定・仕様

貴社アプリよりTEへデータを送信する前に、プロジェクトで使用されるユーザー識別体系を確定する必要があります。詳しくはユーザー識別ルールをご参照ください。

#account_idはTEシステムでユーザーを識別する最小単位です。一般的にはユーザーのアカウントIDを#account_idに設定できます。1つのアカウント下に複数のキャラクターが作成できる場合は、キャラクターIDを#account_idに設定する必要があります。

例えば、1つのゲームアカウントは異なるWorldの配下にキャラクターを作成できます。各キャラクターには独自のレベル、職業、装備などがあります。この場合はキャラクターIDは最小単位です。

#distinct_idは単なるAPPのお知らせを見たりするなど、ゲスト状態のユーザーの行動を記録するIDです。ログインする前、またはキャラクター情報が取得されていない場合、行動データは#distinct_idに属します。

#user_id (TEユーザー ID) は、#account_id#distinct_id に基づいて TEシステムによって生成されるユニークの識別子であり、#user_idを通じて、ログイン前後のユーザーの行動が統合されます。 1 つのデータに #account_id#distinct_id の両方が存在し、#user_id が異なる場合、そのデータは #account_id に紐づく#user_id に属します。

# イベントとイベントプロパティの確定

イベント、イベントプロパティ、およびユーザープロパティの詳細については、データ管理をご参照ください。

「イベント」は、ユーザーの特定または一連の行動を表すものであり、主要な分析対象でもあります。プロジェクトのコア指標から始め、登録、ログイン、課金、コアゲームプレイなどの主要な機能を整理し、これらの機能を「イベント」に変換できます。

「イベント」を確定後、各イベントの特有のプロパティも確定する必要があります。これにより今後分析するための詳細情報が得られます。例えば、ユーザーが課金イベントをトリガーすると、イベントプロパティを通じて課金金額、アイテムIDなどを記録できます。

特有のプロパティに加え、共通の重要なプロパティを「共通イベントプロパティ」として設定することもできます。これはイベントが発生したときのユーザーの状態を反映します。例えば、VIPレベルを共通イベントプロパティとして設定すると、すべてのイベントが送信される際、このプロパティが適用されるため、VIPレベルがユーザーの行動に与える影響をより正確に分析できます。

参考例:

# ユーザープロパティの確定

共通イベントプロパティとは異なり、ユーザープロパティはユーザーの最新状態を記録するプロパティとなります。次の3種類の値をユーザープロパティとして設定できます。

  • 固定値:変更されないプロパティ。登録時間、ソースチャンネル、ユーザー名など
  • 最新値:ユーザーの最後の行動に関する情報。最終ログイン時間、最終課金時間など
  • 累積値:ユーザーの過去の累積データ。累積課金額、累積ログイン回数など

例えば、ユーザーが 2 つの課金イベントをトリガーしたとします。この場合、課金金額が特有のプロパティであり、累積課金金額が共通イベントプロパティであり、課金イベントが発生したときにユーザーが過去に課金した金額の合計が記録されます。

イベント時間 累積課金金額 課金金額
1月1日
0
50
1月2日
50
100

イベントの詳細を確認すると、イベントプロパティのプロパティ値は時間の経過とともに変化せず、累積課金額がユーザープロパティの場合、ユーザーが最初に課金を行った後にプロパティ値が 0 から 50 に更新されます。 2 回目の課金行動後に 150 に更新されます。

分析する必要があるすべてのイベントとプロパティをドキュメントの形式で整理することを推奨します。これにより、トラッキングコード実装時にエンジニアとのコミュニケーションに役立ちます。

データ収集プラン作成をした後で、次にデータ送信と検証を行います。