集計値ロジック説明

集計値は一定期間のリテンション状況の概要であり、データをすばやく理解するのに役立ちます。この章では、集計値の計算ロジックについて説明し、分析指標の定義に従って対応する計算ロジックを表示できます。

プリセット分析指標のロジック

同時表示の有無にかかわらず、リテンション分析モデルは以下のプリセットされた分析指標を計算できます。集計値の計算ロジックは次のとおりです。

分析指標	計算ロジック
開始イベント人数	各日付のデータの単純合計
継続人数	単純合計
継続率	加重平均、つまり継続人数の単純合計/開始イベント人数の単純合計
離脱人数	単純合計
離脱率	加重平均、つまり離脱人数の単純合計/開始イベント人数の単純合計

同時表示指標のロジック

異なる定義の指標を同時に表示する場合、集計値は実際のビジネスシーンに合わせて異なる計算ロジックを適用します。

• 復帰ユーザー指標のみの同時表示

選択した復帰ユーザー指数が数式、または数式ではなく一人当たり計算以外の方法を使用している場合、集計値の計算ロジックは、各日付の復帰ユーザー指数の算術平均となります。

選択した復帰ユーザー指数が一人当たりの計算方法である場合、集計値は加重平均によって計算され、一人当たりの計算方法には、一人当たりの時間、一人当たりの値、および一人当たりの累積値が含まれます。

例えば、1人あたりの回数の集計値は、(Day1の合計回数 + Day2の合計回数…)/(Day1の人数 + Day2の人数…) と等しくなります。

• 開始日付指標

開始日付指標に選択した計算方法に関係なく、集計値は算術平均として計算されます。

• 開始日付指標との同時表示指標

復帰ユーザーの指標と開始日付指標の間の4つの算術演算が加算、減算、および乗算である場合、集計値の計算ロジックは算術平均です。

四則演算が除算の場合、計算ロジックは加重平均、つまり、各日付の復帰ユーザー 指標の加算/各日付の開始日付指標の加算です。

集計値に対する不完全データの影響

集計値の計算時に不完全データは除外され、完全なデータのみが計算に使用されます。

例えば、2月1日から2月5日までの翌日の2月6日の継続率の集計値を調べると、2月5日の翌日、つまり2月6日はまだ終わっていないので、集計値は2月 2月1日から4日までの継続率、2月5日のイベント気k人数、翌日の継続人数の加重平均は集計値にカウントされません。