# 拡張時間範囲を使用
この章ではイベント分析の「拡張時間範囲」を使用し、DAU/WAUや当月の総課金額に対する1日の課金額の比率などの指標を設定する方法をご紹介します。
デフォルトでは表示日付のデータ結果は日付で選択されたイベントから取得されます。例えば、1月7日のDAUは、その日にログインイベントをトリガーしたユーザーの数に基づいて計算されます。
ユーザーの定着度を評価するために使用されるDAU/WAUなどのいくつかの特別な指標の場合、定義は当日のログイン数/過去7日間のログイン数です。表示日も同じく1月7日、分子は1月7日のログイン数、分母は1月1日から1月7日までのログイン数を計算する必要があり、統計時間範囲が表示日時範囲を超えていることになります。その際に「時間範囲拡張」機能で実現できます。
イベント分析は次の5つの方法で時間範囲の拡張を対応しています。
項目 | ロジック |
---|---|
過去 | 表示日を除く、表示日からの過去N日間 |
最近 | 表示日を含む、表示日からの過去N日間 |
当週 | 日付の週を表示し、週の開始日をカスタマイズできる |
当月 | 日付の月を表示する |
区間 | 表示日付の時間範囲。負の数はN日前、正の数はN日後、0は現在の日を表す |
ユーザー定着率指標以外に、拡張時間範囲を使用し、分析指標の四半期ごとのデータを計算し、四半期ごとの変化傾向を表示することもできます。
また、当月の日別の課金額の比率をすばやく確認し、累積グラフで累積傾向を表示できます。
DANGER
拡張時間範囲を有効にすると時間の粒度は「日別」に固定されると調整できなくなります。