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# データ検証

データ収集プランで構成後、既にデータを送信しているプロジェクトについては、保存されたデータの品質が期待を満たしているか否かを検証できます。データ検証にTEは指定された範囲のデータ品質をバッチでスキャンし、検証基準を満たさないイベントまたはプロパティを識別します。

検証には主に次のものが含まれます:

  • 送信されたデータとデータ収集プランで策定されたデータ処理ルールとの違い
  • プロパティのnull値率、プロパティのnull率が指定した値よりも大きい場合、異常として識別されます

注意:データの検証範囲には、イベントとカスタムプロパティが含まれ、プリセットプロパティは検証されません。

# データ検証ルールの構成

下記図の画面右上に位置する「データ検証」ボタン をクリックして検証ルールを設定後、ポップアップ上でイベントデータまたはユーザーデータの検証が選択できます。

(1)イベントデータ検証

検証の範囲は、イベントの時間、イベントの範囲およびフィルター条件に従って構成されます。

  • 時間範囲:該当イベントの検証期間の指定項目です。デフォルトは前日で設定されていますが、任意の期間へ変更も可能です。注意点として、この期間は送信されたデータの #time フィールドを参照しており、プロジェクトのタイムゾーンオフセットに反映されません
  • イベントを選択:検証対象のイベント指定項目です。デフォルトの設定ではすべてのイベントが対象ですが、任意のイベントへ変更も可能です。例:データ検証のために新しいバージョンで追加された収集プランを選択する等
  • フィルター条件:イベントデータの絞り込みができます。クライアントSDKを介してデータを収集および送信している場合、特定のソースからのデータを指定して検証が可能です

プロパティのNull率の検証ルールを設定

  • Null率の限界値:送信されたプロパティのNull率が限界値を超えると検証結果に異常と表示されます
  • 統計ルール:プロパティのNull値率に空の文字列を含めるかを選択できます

(2)ユーザーデータ検証

検証イベントデータ同様にユーザーデータの検証範囲とプロパティNull率の検証ルールを設定します。

# 検証結果

検証計算が完了すると、検証レポートを表示できます。

検証報告には、検証内容、検証条件、検証状態、検証者の情報が記載されています。

データの検証結果は詳細ページで確認できます。

イベントデータの検証結果:

検証結果 説明
成功 送信されたデータはデータ収集プランと一致しており、プロパティのヌル値率は設定された限界値よりも低くなっています
未送信 選択した検証範囲内では、イベントデータは送信されません
異常 以下の条件に該当する場合、異常として記録されます: 1. データ収集プランにないイベントあります。 2. データ収集プランには含まれていないが、実際にプロパティが送信されています。 3. 欠落しているプロパティがあります。つまり、データ収集プランにありますが、実際には送信されたデータにはありません。 4. 送信されたプロパティタイプとデータ収集プランのプロパティタイプの間に矛盾があります。 5. プロパティNull値は設定した限界値を超えています。

ユーザーデータの検証結果:

検証結果 説明
成功 送信されたプロパティデータはデータ収集プランと一致しており、プロパティのヌル値率は設定された限界値よりも低くなっています。
異常 以下の条件に該当する場合、異常として記録されます。 1. データ収集プランにないユーザープロパティがあります。 2. プロパティの欠落:データ収集プランでは、ユーザープロパティが送信されていません。 3. 送信されたプロパティタイプは、データ収集プランのプロパティタイプと一致しません。 4. プロパティのヌル率が設定された限界値を超えています。