# TE4.2バージョン説明
# 目次:
# アナリティクス
- (新)アトリビューション分析モデル
ターゲットイベントやプロパティ値に対して、他イベントがどの程度貢献したのかを評価することで、ユーザー接点やリソース配分、キャンペーン立案などの最適化をサポートします。
- イベント分析にディメンションのドリルダウンが対応
分析結果をそれそれのディメンションのドリルダウンを行うことにより、全体像から詳細へ深掘り、データをより効率的に理解することができます。
- フロー分析に仮想イベントが対応
ユーザーの行動フローを仮想イベントを含めて確認し、ゲーム内でのユーザーの理想的な行動フローをより効果的に見つけ出すことをサポートします。
- ダッシュボードメモの機能強化
メモはリッチテキストをサポートし、サイズも自由調整することができます。これにより、ダッシュボード上のメモをより良く注釈することができます。
- プロジェクトオーナーのアセット管理能力の強化
プロジェクトオーナーやルートアカウントは、プロジェクト内のアセットを一元管理し、ダッシュボードやスペースに共同編集者を設定することができるようになります。
- サードパーティデータ統合機能の再構築
サードパーティ統合ページに、サポートしている全てのサードパーティを表示し、それぞれの連携を強化することにより、詳細なパラメーター調整も可能になりました。
# エンゲージ(別途契約必要)
- (新)A/Bテスト
同じエンゲージタスク上で複数コンテンツに分けて配信テストを行うことをサポートします。オペレーターが最適な配信コンテンツをデータに基づいて決定するのに役立ち、施策実行の効果を向上させます。
- (新)運営キャンペーン
運営キャンペーンは同じ運営目標に基づく複数のエンゲージタスクの組み合わせで、同じテーマに基づいて一括でエンゲージタスクを作成することをサポートます。オペレーターが作業フローを簡素化し、運営キャンペーンの効果を評価することが容易になります。
- (新)ワークスペース
エンゲージタスクを一括監視、プロジェクトの重要な運営指標とスケジュールされたタスクの把握・管理をサポートします。
- App PushにAPNsが対応
アプリプッシュとの連携先にApple Push Notification servicesが加わります。証明書の情報で迅速に連携することができます。
# 最適化ポイント
- イベント詳細/ユーザー詳細ページは新しいタブで開くように最適化
- プロジェクトごとにアイコンが追加することが可能
- データアクセスにおけるETLプロセスでのエラー検出能力を向上
- タイムゾーン構成の変更の際の影響範囲を確認できるように最適化
- エンゲージ - チャネルのコンテンツテンプレートに日付と時間のデータタイプが対応
- エンゲージ - Webhookチャネルを、カスタムチャネルに名称変更
# 機能説明と事例
# アナリティクス
# (新)アトリビューション分析モデル
TEの新しいアトリビューション分析は、一般的に他業界で使用される複数のアトリビューション方法をモデル化し提供します。このモデルを使用すると、コンバージョンに対するリソースの貢献度を柔軟に分析、リソース投下に応じた収益性を把握し、その後のコスト配分を最適化することができます。
アトリビューション分析は、以下の問題の回答に役立ちます:
- アプリ内での月間パス購入ポイント、直接課金ポイントはそれぞれどれくらい何に対して貢献したか
- アリーナ、ギルト戦はそれぞれどれぐらいの有料石を消耗したか
- クーポン受領後での購入と直接購入はそれぞれGMV(総額)に対してどれぐらい貢献したか
アトリビューション分析モデルを使用し、コンバージョンへの貢献度が最大となる主要イベントやリソース位置を特定することができます。柔軟に分析対象を選択し、アトリビューションの視点を調整することができます。アトリビューションイベントとターゲットイベントをグループ化することもサポートされており、より精緻な貢献度の計算が可能です。また、関連プロパティの設定もサポートされており、より正確なアトリビューション結果を得ることができます。
# イベント分析にディメンションのドリルダウンが対応
イベント分析でグループ項目を使用する場合、指標のデータパフォーマンスを全体から詳細まで「粒度」ビューで表示し、データを特定のディメンションに対してドリルダウンすることが容易になります。
ディメンションのドリルダウンは、通常グループ化された項目が同じディメンションで異なる粒度の場合(例:国-県-都市)、グループ化された項目間に関連性がある場合(例:OS-チャネル)に使用されます。
「粒度」ビューを使用すると、デフォルトでは指標の全体を表示します。必要に応じて任意のデータ列を展開し、より詳細な指標の詳細データをドリルダウンして確認することができます。
# フロー分析に仮想イベントが対応
ユーザーの行動フローを仮想イベントで確認し、ゲーム内でのユーザーの理想的な行動フローをより効果的に見つけます。
イベントへの参加や課金など複数のイベントを「コアイベント」として統合し、フロー分析で使用することができます。これにより、ユーザーのコアイベント前後の行動を確認し、ユーザーのコア行動を促進する要因を発見することができます。
同じイベントが複数の仮想イベントに所属する場合、イベントの優先順位を指定することができます。
# ダッシュボードメモの機能強化
メモ機能を大幅に最適化し、ダッシュボード上でより柔軟にメモを使用することができます。
必要に応じて、メモの大・中・小サイズを選択することができます。さらに、重要なポイントを強調するために異なるフォントサイズを使用したり、文字色や背景色を変更したりして、データの分析結果をより明確に説明するためリンクも挿入することができます。
例:レポートのデータのビジネス観点の意味を説明する必要がある場合、メモをレポートの右側に並べて表示することができます。重要な内容を強調するために黄色の背景色と赤い文字色を選択することもできます。補足情報を表示する必要がある場合は、リンクを介して詳細な内容に案内することもできます。
# プロジェクトオーナーのアセット管理能力の強化
他のチームメンバーが作成したレポート、ダッシュボード、およびスペースについては、v4.2ではプロジェクトオーナーとルートアカウントが編集および管理を行うことができます。
プロジェクトオーナーやルートアカウントに直接共有されていないスペースは「その他のスペース」で確認することができます。この機能では、スペースの編集、管理、および共同編集が可能です。また、プロジェクトオーナーやルートアカウントは、任意のダッシュボードを編集、管理、設定することができます。これにはダッシュボードの共同作業者設定や定時更新設定なども含まれます。さらに、プロジェクト内の任意のレポートを編集や削除することもできます。
プロジェクトオーナーとルートアカウントはアセット所有者の代わりにほとんどの操作を代行で行うことができ、プロジェクト内のアセットを集中管理することができます。
# サードパーティデータ統合機能の再構築
v4.2では、サードパーティの統合機能が再構築されました。現在、TEシステムは合計45種類の統合ソリューションをサポートしており、それらはすべて新しいサードパーティの統合ページで構成することができます。
これに加えて、統合ソリューションの設定パラメータについても、より詳細な調整がサポートされるようになりました。取得時間、取得フィールドと分析ディメンション、取得タイムゾーンと時間粒度(日単位または時間単位のデータを取得するなど)および格納されるイベント名を調整する能力を含みます。
NOTE:新バージョンでは、サードパーティの統合の上限数が追加されました。クラスターごとに同時に存在できるサードパーティの統合数は、この上限を超えてはなりません。上限に達した場合は、不要な統合先を削除することで設定数を解放することができます。この上限はクラスターの設定に関連しており、調整が必要な場合はTEスタッフに連絡してください。
# エンゲージ
*別途契約する必要がございますので、TEスタッフまでお問い合わせください。
# A/Bテスト
同じエンゲージタスク上で複数コンテンツに分けて配信テストを行うことをサポートします。オペレーターが最適な配信コンテンツをデータに基づいて決定するのに役立ち、施策実行の効果を向上させます。
エンゲージタスクでA/Bテストを有効にし、それぞれのグループを設定、各グループに対応するトラフィックを割り当てることができます。各グループでは、異なるプッシュ通知のコンテンツを設定し、効果を比較することができます。
同時に、A/Bテストは明瞭な可視化レポートもサポートし、どのコンテンツのクリック率が高いかや、どのゲームアイテムの価格設定の購入率が高いかなどを見つけるために役立ちます。これにより、コンバージョン率を向上させることができます。
# (新)運営キャンペーン
運営キャンペーンは同じ運営目標に基づく複数のエンゲージタスクの組み合わせで、同じテーマに基づいて一括でエンゲージタスクを作成することをサポートます。オペレーターが作業フローを簡素化し、運営キャンペーンの効果を評価することが容易になります。
運営キャンペーンはイベントの実施期間に基づいて期間限定イベントと通常イベントに分けられます。課金促進型、消费促進型、アクティブ促進型、プレスリリース型などの種類のイベントがあり、カスタムのイベントタイプを作成することもできます。単一の運営キャンペーン内で複数のテーマを作成し、同じターゲットユーザーや送信時期に基づいて複数のタスクを一度に作成してまとめて承認することができます。また、柔軟な組み合わせを満たすために単独タスクも作成できます。
例えば、「アクティブ促進」イベントを作成:
- テーマ 1:【新規翌日アクティブ促進】:新規登録した翌日にログインした課金ユーザーにはプレゼントパックを送呈して促進させます。
- タスク1:過去の1日に「新規登録」を行い、今日は「ログイン」を行って、かつ課金金額が(0,500]円 のユーザーにプレゼントパック①を送呈する
- タスク2:過去の1日に「新規登録」を行い、今日は「ログイン」を行って、かつ課金金額が(500,2000]円 のユーザーにプレゼントパック②を送呈する
- タスク3:過去の1日に「新規登録」を行い、今日は「ログイン」を行って、かつ課金金額が(2000,10000]円 のユーザーにプレゼントパック③を送呈する
- テーマ 2 :【アクティブユーザー告知】:最近N日にログインしたり、イベントに参加したりしている課金ユーザーに新ゲームプレイを告知します。
- タスク 1:ライフサイクル7-60日で、かつ課金額(100,2000] 円のユーザーに500円のパックを送呈する
- タスク 2:ライフサイクル7-60日で、かつ課金額(2000,10000] 円のユーザーに3000円のパックを送呈する
- タスク3:ライフサイクル7-60日で、かつ課金額(10000,50000] 円のユーザーに8000円のパックを送呈する
- 単独タスク:【離脱ユーザー復帰促進】:7日でログインしていない(過去7日に「ログイン」=0回)のユーザーへ復帰促進の特典を送呈する
# (新)ワークスペース
エンゲージタスクを一括監視、プロジェクトの重要な運営指標とスケジュールされたタスクの把握・管理をサポートします。
ワークステーションで4つの重要な運営指標カードを設定でき、日常のエンゲージタスク、プッシュ効果およびアクティブなどの指標をリアルタイムで監視することが可能です。
同時にタスクのスケジュール図を通じて進行中のすべてのエンゲージタスクを確認することができます。このプロジェクト内のすべての運営キャンペーンに関連するエンゲージタスクや独立したタスクの予定、送信周期や頻度などを監視することができます。週/月/年などの視点を切り替えて表示することもできます。また、ガントチャート上では最も重要なオペレーションタスクの進捗状況を正確に特定するために多様なフィルタリング機能も提供されています。
# App PushにAPNsが対応
アプリプッシュとの連携先にApple Push Notification servicesが加わります。証明書の情報で迅速に連携することができます。
AppleのAPNsを使用される場合、App PushでAPNsチャネルを直接作成し、P8またはP12証明書をアップロードすることで簡単に連携が完了します。
← 指標クエリAPI TE4.1バージョン説明 →